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白髪交じりの女性の悩みとは

2011.11.26

お目にかかったのは、もう10年以上も昔のことです。そのとき私はデパートで月1回の6回講座を頼まれ、その最初の講座が終わり、資料などを片づけていたときでした。セミナーに参加していた方々が帰るのを待っていたかのように、一人の女性が私に話しかけてこられたのです。着物を着て、髪にはかなり白いものが交じっています。見たところ、70歳ぐらいでしょうか。「○○先生に教えていただきたいことがあるのです」遠慮がちに小さな声で、次のような話をされました。

[参考]
麻布十番の分譲マンション
茗荷谷の分譲マンション
芦屋市のマンション
島根のマンション
王子神谷のマンション

「私は世田谷に住んでいて、主人のおかげで経済的には恵まれた暮らしでした。その主人が、先日突然亡くなったのです。今まで主人に頼りきって生きてきましたので、これから私ひとりでどうやって生きていけばいいんだろうと、さみしさと不安で、何も手につかない状態でした。それなのに息子たちが、お通夜の席で遺産相続の話を始めたのです。『うち、貯金はそんなにないんだよね。お母さんもこれからのことがあるだろうから、早くこの家を処分して、遺産を分けて、現金で持っていたほうがいいんじゃないの』などと言うのです。お父さんが亡くなってすぐに、なんてことを言うんだろうと、もう驚いてしまいました。確かに息子たちは家を出ていますし、広い家に私ひとりで暮らしていてもさみしいし、管理もたいへんなので、小さなマンションに引っ越しました。遺産をどうするかはまだ決めていなかったので、家はそのまま。身の回りのものと、主人のものだけを持って引っ越したのです。けれど、主人はたいへんな着道楽で、和服も洋服もたくさんあるのです。私のものは捨てることはできても、主人のものを捨てるなんてできません。これらをいったいどうしたらいいのか……。息子たちが、あんなに冷たい人間だと思いませんでした。荷物に埋もれて毎日過ごしているうちに、私もお父さんのそばに行きたくなってしまって……。私はいったいどうしたらいいのでしょうか」