どうしても木調のサイディングが好きならば、ファイバーグラスやアルミの色付きを勧める。窓枠もドアも、木にプーフスチックやアルミを外部に貼ったもの(いわゆるアルミサッシとはまったく別物)がいい。日本人は、まだそうした素材が木に比べて貧弱だと考えがちだが、それは違う。腐らないし、色は剥げないし、丈夫だし、見た目にも、木となんら変わらない。めったに行かない別荘や潮風に晒される海辺の家には、とにかくお勧めである。
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そして、外観でもうひとつ、おやめなさいというのがある。それは敷地が狭く、家がめいっぱい隣地と接して建てられているのに、自分は貴族ではないという現実をよく飲み込めていないことから起こるやつである。どうしても『風と共に去りぬ』に出ていたあの石組みのヴィクトリア調でなきゃだめなのだ、とね。現実のサイズを考えずに強行すれば、そりゃ陳腐になるだけだ。いくらロールスロイスのスタイルが好きだからといって、軽自動車ではお笑いなのである。やはり、その手の大きさには、もっとカジュアルな方がだんぜんいい。やるなら、セメントっぽいサイディングに、ウェストから下をちょっとカルチャーストーン(人造石材)でアクセントをつけるぐらいに留めたほうが洒落ている。