住宅公庫融資は基本融資は当初一〇年間で二・六〇%。特別加算額枠で三・六〇%と、変動金利より高めになっている。これだけなら誰でも新規に借り入れようとしたら、変動金利を選ぶのが正解だが、明日の金利が知れない。たとえば五年後、一〇年後の金利水準がどうなっているかによって、選択の成否が左右されるのだ。五年後に日本経済が立ち直って、好景気に沸いていたとしたら、金利は上昇している。仮に短プラが四%にまで上昇していたら(五年という期間でそんなに上昇するかと思われるかもしれないが、金利の変動幅は一般に思われるより大きいのだ)、その段階で変動金利ローンの金利はおそらく六〜六・五%程度に上昇しているだろう。
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半年ごとに見直されるため、金利が上がった分、余分に利払いにまわさなければならない。それに対して、固定金利の場合は前と変わらない。この段階で、固定と変動のメリットは逆転しているのである。むろん、日本経済が低迷したままで、現状と同じ水準だったら、変動金利のほうが固定より有利であることはいうまでもない。