人生の転機の回数が昔に比べて多くなってきている。と同時に、予想もしなかったような出来がしばしば起きるようになってきていることがわかる。以前は、一度人生の軌道に乗ったら、そのままゴールまで、という人が多かったが、今世紀に入ってからは、軌道から外れることも多くなったし。現在の生活が将来もそのまま確実に保証される時代ではなくなった。その結果、今後に向けて、事あるごとに老後に向けて、生活設計の見直しをする人が増えている。その過程で、住宅や不動産などの資産全体に関心を持たざるをえなくなる例が多くなっている。国や会社にもう頼れないと自覚している国民の多くは、政治や経済の混乱が長く続いているのを見て、国家や企業が自分の「将来の生活」を、従来と同様には保証してくれないと感じている。そして、自分の人生、自分の生活は、自分自身で守らなければならないと、行動を始めるようになった。特に、日本の年金制度の不備やその対応ぶり、年金基金の先行きなどに不信感は募るばかりで、生活防衛に対する国民の意識は一段と高まってきている。
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